今日のコラムは、わたしの足のこゆびたちのおはなしです。
わたしの両足のこゆびは、大地に着地していませんでした。
そう。
過去形です。
いまは、少しブサイクだけど、両足共に着くことができます。
気になって赤ちゃんの時の写真を探したことがあります。
そこには、小児脱臼の矯正のために石膏で固められたコルセットから伸びている足。
そして見慣れたかたちのこゆびたちが写っていました。
生れながらなのかな?
今となってはそれはわかりませんが、気が付いた時にはもう自分の意思で動かすことのできないこゆびになっていました。
そして、それは自分にとって当たり前のことでした。
まず最初の気づきのタイミング。
それは、ポラリティセラピーを勉強するようになった時です。
ポラリティには、アーユルヴェーダの知恵がたくさん活用されています。
5つある(正確には7つですが、主に下から数えた5つをポラリティでは多用します)チャクラに対応している場所が、からだの内外にあり、5本ずつある各手足の指もチャクラを表現しています。
こゆびの対応しているチェクラは、アース(ルート)チャクラ。
わたしがわたしであるための場所。
しっかりと大地に根を張り(グラウディングする)、軸を持った自分でいるための場所。
生きるためのエネルギーのリソース(源)。活力、生命力。
アースチャクラにはこんな意味合いがあります。
そして、こゆびがあるからだの外側には、対外的な(ソーシェアル)な意味もあります。
からだの表現する自分の内面。
この気づきは、わたしにとってかなりのショックな出来事でした。
だって、わたし (わたしのこゆびたち)には、まったく動かそうとする意思はなかったから・・・・。
その頃のわたしは、自分だけを信じていました。
今よりもかなり頑固な自分。
「え?これがわたしの本質ではないの?」
そんな問いが自分の中に芽生えはじめました。
25歳くらいからほぼ毎日続けている、からだとの会話のようにゆっくりと時間をかけるストレッチ。
でも、足のゆびとまでは会話をしていなかったんですね!
今まではまったく見向きもしなかったこゆびに、少しずつ意識が向かう時間が増えてきました。
ー このコラムは再来週につづきます。 ー
